環境経済委員会視察 熊本西部環境工場

環境経済委員会視察

10/20 熊本西部環境工場

【調査項目】
●熊本市西部環境工場における余熱利用について
●熊本市西部環境工場改築工事について

熊本市には西部と東部 2つのごみ焼却施設があり、家庭ごみの約8割を占める燃やすごみや可燃性の大型ごみ、事業所などからの可燃物を焼却処理している。

そして、ごみを燃料として発電を行っている火力発電所でもある。

ごみを燃やす時のエネルギーを利用することを[サーマルリカバリー 熱回収]と呼び電気やお湯として有効に利用している。

西部環境工場では施設内の電力を賄ったうえで余った電力は電力会社に売電している。
その時点での一番高い売値で取引できることと、総務省からの通達のとおり、一般競走入札での契約をじっしできることはメリットだが、
余剰電力売却単価が入札年度ごとに変化することがデメリット。
前年度450万円、約29%の電気料金の節減。

また、お湯を施設内で利用する他、工場周辺にあるハウス園芸施設の熱源として利用している。

利用料金は温水をどれだけ使用したかではなく、蒸気で温水を沸かしているので、蒸気の使用量をt単位での利用料金になっている。

西部環境工場は老朽化に伴い新たな施設を建設中。現存の工場からも すぐ近くで区役所に隣接している。
市民の要望の高かった温浴施設や多目的室がある。

・ごみの焼却熱を最大限に利用できる最新燃焼技術で少ないごみ量で多く熱量を生み出せる。
・水循環システム導入による節水効果
・発電を最大化することによる温室効果ガスCO2を大幅削減
などが特徴。

【所感】
いろんな取り組みを、していても迷惑な施設には変わらない、地元の自治会長への報告や説明を密にし 地域との連携を大切にしていることが とても印象的だった。
工場からは雲仙も見えた。
水は 阿蘇の多孔質の溶岩を20年かけて有明海へ流れるので とてもキレイな水が豊富。

[蛇口をひねればミネラルウォーター]というだけあり、井戸を掘ったら そのまま飲めるという恵まれた環境にある。

地域のごみの減量を推進していく姿勢も、とても素晴らしいと思った。

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