高校三年生からのご質問

高校三年生になった方から、ご質問いただきましたので、ご紹介します。

Q.
「多子世帯や在宅育児への支援について、浜松独自の支援を打ち出す」とお書きになっていらっしゃいますが、浜松独自の支援とは具体的にどのようなものなのでしょうか?
私にはまだ選挙権がありません。そんな奴に対してご回答なさるのは時間の無駄と思われるかもしれませんが、お返答いただければ幸いです。」

A.

私の考える多子世帯への支援とは、ズバリ、子供の人数に応じての経済的支援です。

これだけ少子化が問題になっているのに、子供がたくさんいればいるほどお金がかかる状況は全く改善されていません。

子供が2人いる家庭で、3人目を作らない理由として、経済的不安と仕事があげられています。

保育園の待機児童解消ゼロを目指した取り組みばかりされますが、保育士不足等、新たな問題が生まれています。
元々、旧浜松市は幼稚園志向の家庭が多く、全国と比較しても保育園が3割~4割、少なかったので待機児童問題は深刻だったといえます。
この数年で、年間、800~1500人規模の新設・増設を行い待機児童解消に取り組んできました。
しかし、保育園を増やせば、待機児童が解消されるという時期はもう過ぎ、保育現場は大変な状況にあります。

本当は0~3歳までは、子供を家でゆっくりみていたいという声も多く聞いており、今の制度は、働く家庭への支援だけに偏り、働かなくてもいい家庭まで働かなければいけない状況になってしまっていると感じます。

保育園のお金と税金を引くと、純利益としては、わずかで、働きに行くことが、子供にはもちろん、子育てしている家庭を苦しくしていることにつながっていることも少なくありません。

婚活事業等も大切だと思いますが、結婚しても子供を望まない夫婦もいます。
独身で過ごしたい人もいます。それらを含め、選択できることが大切だと思います。

不妊治療(浜松は充実している方ですが)を含め、働いていても、在宅でも、子供を望む家庭に手厚くしていきたいと考えます。

ただ、子育て支援というのは大変お金がかかり、一自治体がスピード感をもってできるものではありません。
本来、国でしなければいけないものと考えます。

それでも、浜松に住んでいて子育てしやすい環境を作っていきたいので、例えば
「子育てクーポン」を提案しています。
・病院へ行くタクシー補助
・動物園等、子供と行ける施設への入園パスやバス券
・絵本購入補助
・一時保育のクーポン
など、働いていても在宅でも子育てすることに使えることで。
これこそ、皆さんに意見を聞いていきながら作っていきたいです。

ちなみに、乳幼児の医療費ゼロは、私は賛成できません。
コンビニ受診が増え、本当に体調が悪い子の診察順番が遅くなったり、待ち時間が更に増えることを避けたいからです。

また、子育て支援は親へのものなので、子供達への直接的支援も同時に進めたいです。
保育士・教師の人数を増やしたり、家庭的保育、病児保育の充実などの保育・教育現場の充実です。

質問の答えになっているか分かりませんが、そういったことです。


ご質問いただき、ありがとうございます!
選挙権がなくても、若い世代に興味・関心をもってほしいと思っているので、ご連絡大変嬉しいです。

ただ、Facebook等、SNSは
あなたのように、純粋にご意見をくれる人ばかりでなく、全く政治には関係のない、出会い系のような個人的な誘いをしてくる方が圧倒的なため、普段はDMの返信はしていません。

つきまといもあり、家族のことを考えると、FacebookやTwitterを長期間とめなければいけない状況にありました。

女性議員を増やしていこうとする動きがある中で、こうした課題があるのも事実です。

もし、今後、またご質問やご意見をいただいた時、返信が遅くなりましたら申し訳ありません。

ご質問いただきありがとうございました。


 
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