区協議会の傍聴をして

鈴木ゆきこ

2019年01月21日 20:47


年が明け、4月の統一地方選に向けバタバタしてきたと感じる今日この頃。

浜松市では、あわせて初めての住民投票が行われます。

これから、各区の協議会、連合自治会と50自治会(これから日程調整)で、区の再編に関する住民投票の説明会が開催されていきます。

早速、北区協議会を傍聴してきました。


皆さん、声を揃えておっしゃっていたのは、この住民投票はとにかく分かりにくい!
ということです。

統一地方選ですから、

市長 県議会議員 市議会議員の選挙をします。

投票用紙は3枚プラス住民投票ですから、全部で4枚の投票用紙に記入となります。

そして、この分かりにくいと言われている投票用紙。質問が2問あります。



なぜ分かりにくいかというと、

1問目に賛成の人は、2問目は答えません。

反対に○を付けた人だけが、2問目に進みます。

もしも、

1問目で賛成に○をした人が、2問目も答えたら無効投票になります!

また、1問目で反対に○をした人が、2問目を答えなかった場合(賛成にも反対にも○を付けなかった場合)
これも無効投票です!

分かりにくいですね。


でも、そもそも住民投票は、

【投票率50%を超えなければ、住民投票は成立しないこととなり、開票すらされません!】


更に、皆さんからの質問の中で、

例えば、住民投票の投票率が55%だったとしたら、50%に達しているので、成立しています。

でも、55%のうち30%が無効投票だった場合、有効投票は25%になってしまうので、住民投票は不成立になるのですか?

という質問がありました。


この場合は、成立です。

25%から住民の意思を確認していくということになります。

ややこしいですね。


あと、1問目と2問目の順番が、更に分かりにくくしているのではないか、という意見もでていました。

まず、再編を平成33年1月1日までにするか、しないか、これを聞いてから、3区案の賛否を聞いていった方がいいんじゃないの?
というものでした。

元々、逆だった順番を市議会で今の形に修正して可決になりました。

私も修正案に賛成しましたが、まず、住民投票という形で住民の意思を確認すべきと考えたからです。

これからできる限り、説明していきたいと思っています。


今日の協議会を傍聴してよかったです。

「自分達がいつも議論していて、知っていて当たり前だと思っていることは、皆さんには伝わっていないことが当たり前」

当然のことですよね。

でも、いつも意識しているつもりでいても、市役所の中で議論だけしていると、当たり前になってしまって見えなくなってくることが多いと思います。

やはり、それを防ぐには、外に出て皆さんと話し、いろんな意見を聞くことなんだと改めて実感しました。

協議会終了後に、少し当局の皆さんとも話したのですが、
「これまでの説明会で、分かってくださっていると思っていたことでも、伝わっていないということが分かった。どの様に資料を作っていくか考える。」
と言っていました。

次は中区協議会を傍聴に行く予定です。

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